あげる

「あげる」という語を九歳が聞きつけて母を注意す母は慌てる

来日して二年の韓国の方が自家製のおいしいキムチを「おかわりさんにあげますよ」と電話してきてくださいました。ところがそばでは9歳のお子さんが電話に聞き耳を立てていて、注意したらしく、キムチを受け取りに寄ると、お母さんは大謝り。お子さん曰く「僕の学校の先生(地元の小学校)は、とても厳しいんです。目上の人に『あげる』というのは上から目線だからダメだって怒られるんです」とのこと。
感心したことは二つです。
一つは坊やの日本語が、おかわりに対して完璧な敬語になっていたこと。来日時は全然わからなくて黙っていたのに。
もう一つは、いまどきそういうことばの使い方を小学校低学年生にでもきちんと指導される先生がいらっしゃること。すばらしい!

読んでくださってありがとうございます。
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