2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「十年間よんでくれてる友がいてとうとう会うの」 「ええっ!十年も!?」 というわけで、十年近く「遊びに来て来て」と言ってくれていた友人を訪ねていくことにしました。メールや手紙で友人関係のメンテをするのがわりと得意なおかわりには「十年会わなくて…

サイクロン

肩越しに見える南の椰子の木は 暴風に耐えてひたすらふんばる 今日は南半球の方とスカイプでのレッスンがありました。ここ3、4日、外には出られないほど巨大なサイクロンが来ていたそうです。寒い京都から、せめて「暖かさ」を見せていただこうと、生徒さんの…

絵はがき

ナミビアゆ来たるカードは波打てり サバンナを風が吹き過ぐように絵はがきの濡れて成田に届きぬを乾かしてくれる人の温かさ 元生徒さんに、ナミビアから絵はがきをいただきました。途中で濡れたのを、成田の郵便局で乾かしてくれたようです。乾いているけれ…

真夏の海

パソコンをくるりと回して見す海は 光りて碧い真夏のラグーンご帰国後もスカイプでレッスンを受けてくださっている生徒さん。海辺のすてきなお宅にお住まいです。パソコンを回し、「ほら、オーシャン」と言って見せてくださったのは、ご自宅の窓から見える真…

ぼったくり

期せずして話題になりたる「ぼったくり」 「今日一番の語彙です」とメモる 上級の生徒さんです。何の話だったからか、「ぼったくり」ということばをお教えすると、大喜びでした。「地理をよく知らない乗客に高い料金をふっかけるタクシーはぼったくりタクシ…

書道体験

書き初めの大きな半紙に黒々と書きたり 「日本の酒あります」と ある生徒さんが、「書道教室に行きました!」と言って、力作を見せてくださいました。縦長の大きな半紙に、「日本の酒あります」と立派に書いてあります。書道の先生も面食らわれたことでしょ…

名字

名字の意説明すれば押し黙り憐れむようにわれの顔見るおかわりの名字は「塩見」と言います。ある生徒さんに「塩」を「見る」んです、と意味を教えたら黙ってしまいました。しかし彼の目は「はアア?なんでまた、そんな名前!」と語っていました。(もちろん…

「より・ほうが」

「より・ほうが」妙案浮かばぬ日曜日 顔浮かべつつシチューを煮込む なんだか煮詰まった感のある日曜日。おかわりのレッスンはプライベートレッスンが中心なので、できるだけ生徒さんの生活で必要なシチュエーションを個別に作って練習するようにしています…

野菜が高い!

不作とは目にはさやかに見えねども値札の字にぞおどろかれぬるうちの近くにある畑は、ほうれん草も水菜も大根も青々と茂っているのですが、買い物に行くと、野菜の値段が高くて…藤原敏行朝臣もびっくり!?読んでくださってありがとうございます。 にほんブロ…

どこの国でも・・・

「名前だけ」「ただ乗りをする」と答えつつ どこでも人は同じと笑う ドイツ語で言う"Trittbrettfahrer"は日本語でどう言えばいいのかと尋ねられました。"Trittbrett"は、「乗り物の昇降用のタラップ」、"fahrer"は「行く人」。バスのステップに足を乗せ、半…

あげる

「あげる」という語を九歳が聞きつけて母を注意す母は慌てる来日して二年の韓国の方が自家製のおいしいキムチを「おかわりさんにあげますよ」と電話してきてくださいました。ところがそばでは9歳のお子さんが電話に聞き耳を立てていて、注意したらしく、キム…

年賀状

「年賀状を出しています」の関係は 理解できぬか「ふふ」と笑う君欧米のクリスマスカードは、本当に親しい人にのみ封書で送るものだそうで、おかわりが「年賀状は数十枚書きます」と言うと「ええっ!?」と驚かれました。「一年に一度の年賀状で、細く長くつき…

風邪

あらたまの春の招きたき心に止まらぬ咳がストップをかける年が明けました。大晦日から三が日の間のいつかに、我が家へご招待しようと思っていた帰国前の生徒さんがいらっしゃいます。しかし、あいにくおかわりは風邪を引いてしまい、咳が止まりません。「休…

あーあ

ワグナーの次の和音に神経を張り詰めているとき 「これ食べていい?」 そのクライマックスのための四十分 無にする夫(つま)の悪気なき声 ここでそんなくだらない(おかわりにとって。しかし夫には重要な)質問する!? 読んでくださってありがとうございます…