保護者とうジャケットを脱いで語らえば それぞれの母にそれぞれの道今日は子どもを通じて春に知り合ったお母さん方3人とおかわりとで、お昼ご飯を食べました。関東から引っ越して来られた読書家の方、数ヶ月後に海外へ向かわれるバッハファンの方、住んでい…

「暗記」にて暗記したる語気に入りて 「蛇蝎」「蛇蝎」と繰り返しおり「蛇蝎（だかつ）、気に入りました。」「うーん、蛇蝎」と言いながら、渋く顔をしかめる生徒さん。蛇蝎とは、へびとさそり。人が嫌うもののことですよね。昨日書いたアプリ「暗記」にて暗…

ひたむきに語彙増やさんとする彼は 「暗記」という名のアプリを愛すipadの真ん中視力検査のごと ぽつんと一語「誤謬」と出で来(く)「暗記」というアプリがとてもいいと言う生徒さん。今週は120語もインプットしたそうです。しかし･･･ipadの画面の中央に、一…

民主化の歴史も浅き国の人 「日本は女性の地位低し」と言う 1980年代に民主化したばかりの東ヨーロッパの国の人に言われました。女性問題を研究している方です。「先進国の中で日本ほど女性の地位が低い国はない」と。いわゆる先進国ではない自国のことは棚…

「これ」というテキストに出会えたるときは 比叡の山にガッツポーズだ うまいけれど、でも変な文章だ、どうやって体系的に直していったものか…、という上級の生徒さんがいらっしゃいます。「何かないかなあ」と、 書店で探していたら、もう、その方のために…

タイからの学生は京でシェフとなり 夫となりて父にもなれり 十五年前と変わらぬ「先生！」に クラス持ちし日々よみがえりくるまだ日本語学校に勤めていたころ、タイからの学生さんがクラスにいました。今ではタイ料理のシェフです。清楚ですてきな日本人の彼…

動名詞を日本語にするは「の」であると 文法書には書いてあるらし 耳慣れぬ「どこ行くんだ」が聞こえれば 関西なら人（ひと）振り返るだろう 19日に書いた、スカイプでの英語講座についての続きです。例えば"I like playing tennis."が、日本語訳では「テニ…

力ため飛びかからんとする君の 狙いは語彙表作りおる我さらに詳しく言いますと、狙いはおかわりの指とPCのキーボードです。キーボード上でじゃれてじゃれてじゃれまくります。「そのときに家にいる者が、部屋の中を散歩させる」が、おかわり家の決まりなので…

「好むと好まないとにかかわらず」を 知った直後に使いこなせり「お茶を濁す」「突拍子もない」「うっそうとした」 翌レッスンで完璧である ネイティブ日本語話者でも舌をかみそうな言い回し「好むと好まないとにかかわらず」。硬い言い方を練習する、超級の…

行けば皆明るく話す 嵐山の猿はなぜだか好まれており京都市の西部にある嵐山といえば、平家物語ゆかりの静かなお寺がいくつもあり、歴史好きな人にはたまらない場所だと思います。しかし、外国からの生徒さんは、嵐山へ行ってくると老若男女、みんな「猿がか…

ロシア人の作れる昭和天皇の映画についてドイツ人が話す 日本人が考えるより日本国は愛されており 緑の五月アレクサンドル･ソクーロフというロシアの映画監督が作った「太陽」という映画は、お一人の人としての昭和天皇の苦悩を描いたものだそうです。「面白…

心地よき響きに音節数えれば 謡（うたい）は見事な七五調なる正面に顔を戻せば能面は吾（あ）を見つめており見透かすように牛若が天狗の肩にふれたとき鞍馬山見え来（く）舞台は消えて今日、お能の鑑賞に行きました。能「邯鄲（かんたん）」、仕舞4種、狂言…

誌上にて知れる東京の先生の スカイプ講座のあるを見いだす スカイプの画像は揺（あゆ）くも 先生は「慣れちゃいました」と動ぜず続く プライベートレッスンの腕を磨きたいおかわりは、欧米系の生徒さん向けに、英語で短い解説を入れながら、できるだけ運用…

形容詞も活用すると知れる君のため息聞こゆ 心で詫びる 動詞「ます」「ません」「ました」「ませんでした」、名詞「です」「ではありません」「でした」「ではありませんでした」の次に来る活用が、い形容詞（国文法の形容詞）と、な形容詞（同、形容動詞）…

礼状によれば京都の思い出は アドベンチャー・ウィズ・チキンらしい 数週間、来日しておられたITエンジニアの方。トリ刺しを食べて、食中毒にかかり、レッスンが穴ぼこになったのはおろか、体調も大変でした。快復され、帰国の際、ご丁寧にご挨拶メールをく…

「関西弁、聞いたことがありますか」 「へんです、先生、へんがあります」 「へん」と聞き何のことかと思いしに 「食べへん 飲まへん ウチわからへん」 日本語学校時代、関西弁の時間があり、学生さんたちに聞いてみると上のように答えた中国の男の子がいま…

飲酒から車の免許も結婚も許されて十八 大切な歳十八は「てもいいです」の練習にぴったりな歳ドイツの場合今日、「〜てもいいです(か)」の練習をしました。ドイツでは、十八歳になると、飲酒、車の免許取得、選挙、結婚など、成人としていろいろなことが一気…

「大戦中父は武士でした」と言う君の 顔を見て笑う気まったく起きず まだまだ語彙が足りない生徒さんゆえ、「兵士」あるいは「軍人」と言えずに「武士」とおっしゃいました。文としては滑稽なのですが、まったくおかしくありませんでした。実はおかわりの祖…

国からの来客が持つガイドブックは まったくだめだと憤慨しており 京都でのお勧め料理が串カツと沖縄料理と書いてあるらし 我よりも高級料亭知れる君 「天ぷらはここ」と吉川（よしかわ）へゆく お国から、お客さんが来られた生徒さん。持ってこられた京都の…

リーダーの交代喜ぶフランスの人々京にて乾杯をする サルコジをよく言う人をついに見ず 一体誰が支持しておりぬ 「大統領の交代を祝って、週末はフランス人で集まってパーティーを開き、乾杯しました！」と喜ぶ生徒さん。現大統領をよく言うフランスの方にお…

手洗いのスリッパを履いて戻りぬと にこにこしながら失敗披露す 「日本のトイレのスリッパは特別です」と話すヨーロッパからの生徒さん。お国では特に履きかえないため、うっかり履いたまま戻ってきたそうです。楽しそうに話してくれました。 読んでくださっ…

文楽はおもしろいのに観客が少ないと言う肩を落として 日本人より日本的文化生活を送っておられる生徒さん。ここまでの感想を持たれるとは脱帽です。帰国後、ぜひ日本の伝統文化を紹介し、広めていただきたいです。 読んでくださってありがとうございます。 …

郵便局に君を連れゆく道すがら 「クールなカフェ」を教えてもらう郵便局の場所も知らない異国人が 「クールなカフェ」をなぜ知っているある生徒さんと中京（なかぎょう）区の三条通を歩いていると、「おかわり先生、あのお店を知っていますか」との質問が。…