レッスン外04 能
心地よき響きに音節数えれば
謡(うたい)は見事な七五調なる
正面に顔を戻せば能面は吾(あ)を見つめており見透かすように
牛若が天狗の肩にふれたとき鞍馬山見え来(く)舞台は消えて
今日、お能の鑑賞に行きました。能「邯鄲(かんたん)」、仕舞4種、狂言「寝音曲」、仕舞3種、能「鞍馬天狗」というプログラムで、休憩を含め全4時間半。たっぷり幽玄の世界に浸りました…と言いたいところですが、能初心者のおかわりには「勉強しました」と言った方がふさわしいです。すべてとても興味深く、すばらしかったです。「鞍馬天狗」では、鞍馬山の天狗が、鞍馬寺に預けられて、平氏の子どもたちの中で肩身の狭い思いをしている牛若(源義経)を励まします。天狗を慕う牛若(子方=子どもが演じる)が、天狗の肩に小さい手をかけた瞬間、おかわりには目の前の能舞台が消え、鞍馬の山が広がって見えるような気がしました。鞍馬山はおかわり家からほど近いところにあるのです。
主催は林定期能楽会、場所は平安神宮の南の京都観世会館でした。欧米系のお客さんが20人以上いらしていて、びっくりしました。写真は観世会館の能舞台です。
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